漫画家ミライ会議とは
電子コミック市場の急伸や海外読者の増加など、成長を続けている漫画業界において、最前線を走るクリエイターたちが何を考えながら漫画と向き合っているのか。「漫画家ミライ会議」は、激変の渦中にある漫画家や漫画業界の”いま”について、様々な角度から意見をシェアし合う漫画家のためのトークイベントです。
今年のメインテーマは、 「ターニングポイント」です。
メディアミックスの是非やwebtoonの盛り上がりなど、 漫画業界では今年もさまざまなニュースが飛び交いました。そこで今回は、ターニングポイントをキーワードにした5つのセッションをご用意。セッションを通じて、漫画にかかわるすべての方々が少しでも未来に向けたヒントを得ていただけたら嬉しいです。
オープニング
SESSION 01
デジタルからリアルへ、
多角化する漫画の広げ方
毎年数多の漫画が誕生し、熾烈な人気争いを繰り広げています。本セッションでは、紙もデジタルもリアルも、多角化している漫画の広げ方について、デジタル書店、リアル書店、漫画家それぞれの立場から考えていきます。
カモシダせぶん
現役書店員芸人
Profile→
矢野 トシノリ
漫画家
Profile→
塩見 大和
シーモアコミックス
マネージャー
Profile→
聞き手
大貫 剛寛
株式会社ナンバーナイン
マーケティング局/局長
SESSION 02
『ねずみの初恋』はなぜ、
ヤンマガ史上最速でヒットしたのか
ヒットしたのか
ヒットする漫画の裏側には、漫画家と編集者の幸せな関係があるはず。本セッションでは、ヤングマガジン史上最速でヒットを記録した『ねずみの初恋』作者の大瀬戸陸さんと担当編集・白木英美さんに出演いただき、「漫画制作プロジェクトを良い方向に向かわせる」ためのヒントを探っていきます。
大瀬戸 陸
漫画家
Profile→
白木 英美
『ねずみの初恋』担当編集
Profile→
聞き手
小禄 卓也
株式会社ナンバーナイン
取締役CXO
SESSION 03
令和版
少女漫画創作論
少女漫画は、繊細な10代女性の”いま”を映す鏡のようなもの。では、少女漫画家はどのようにしてその"いま"を捉えているのでしょうか。本セッションでは、『顔だけじゃ好きになりません』作者の安斎かりんさんと『春と嵐とモンスター』作者のミユキ蜜蜂さんに出演いただき、アイデアの源泉や制作のこだわりなどを伺います。
安斎 かりん
漫画家
Profile→
ミユキ蜜蜂
漫画家
Profile→
聞き手
花とゆめ編集部 おばら
『顔だけじゃ好きになりません』担当編集
Profile→
SESSION 04
ドラマ「チェイサーゲームW」のヒットに見る、 「チェイサーゲームW」の ヒットに見る、 新しいメディアミックスの形
いいメディアミックスとはいったい何なのか——。すべてのクリエイターが気になるであろう問いに真っ向からぶつかる本セッション。今回は、SNSでも話題となったドラマ「チェイサーゲームW」を題材に、漫画『チェイサーゲーム』原作者の松山洋さん、ドラマ監督の太田勇さん、脚本家のアサダアツシさんという三者の視点から、人気のメディアミックスの裏側について紐解いていきます。
松山 洋
漫画原作/
サイバーコネクトツー代表取締役
Profile→
太田 勇
監督/テレビ東京
Profile→
アサダ アツシ
脚本家
Profile→
聞き手
しんのすけ
映画感想TikTokクリエイター
Profile→
SESSION 05
どうなる?!
国産webtoonのミライ
『俺だけレベルアップな件』が大ヒットを記録してから、2021年ごろより国内で大きな盛り上がりを見せてきたwebtoon。本セッションでは、ここからwebtoonが日本に根づき、文化として成熟していくために何が必要なのかを、現役webtoonプレーヤーたちとともに真剣にディスカッションしていきます。
萩原 鼓十郎
株式会社ソラジマ
共同代表
Profile→
遠藤 寛之
株式会社ナンバーナイン
執行役員
Profile→
村松 充裕
STUDIO ZOON編集長
Profile→
北室 美由紀
株式会社ミキサー執行役員
WEBTOON編集長
Profile→
聞き手
真柴 涼
Bunshun Tech ZERO合同会社
Profile→
閉会
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【Studio No.9×坂井優太(LINEマンガ編集者)】 国産WEBTOONの現在地
今年の漫画家ミライ会議のオープニングを飾るのは、やはりWEBTOONです。本セッションでは、WEBTOONの二大プラットフォームの一つLINEマンガで編集者をされている坂井優太さんと、弊社のWEBTOONスタジオ「Studio No.9」所属の作家・江藤俊司に、「国産webtoon作品のヒット」に焦点を当ててお話しいた
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【ヒロユキ×若林稔弥】 漫画家とお金
個人事業主である漫画家さんにとって、お金の話は知りたいけど意外と聞けないし聞く機会もない、だけどとても重要な話です。このセッションでは、お金に詳しいヒロユキさんに、漫画家の収入源やヒットした後のお金のやりくりなど、漫画家として活動していくために必要なお金のお話を、お金の話が苦手な若林稔弥さんと一緒に伺います。
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【紗久楽さわ×小林愛(シュークリーム編集)】 異色のBL『百と卍』がヒットした理由
漫画業界の盛り上がりの中でBL人気は外せません。そこで今回は、既刊5巻で累計50万部を突破する大ヒットBL漫画『百と卍』作者の紗久楽さわさんと担当編集者の小林愛さんに出演いただき、作品誕生の裏側やお二人の関係性、ヒットへの道のりについて色々お話しいただきます。
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【ちばてつや×小林琢磨】 ちばてつや氏が、いま漫画家に伝えたいこと
二日目のオープニングを飾っていただくのは、レジェンド漫画家ちばてつやさんです。17歳でデビューしてから今に至るまで、60年以上も漫画を描き続けるちばてつやさんに様々な質問をぶつけ、激動の時代を生きるいまの漫画家に伝えたいことをお伺いします。
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【双龍×塩川浩章(ワコム)×西澤直也(ワコム)】 漫画表現とデジタルツールの進化
昨今の漫画作品の増加、漫画家の増加を下支えしているものとして、デジタルツールの進化は避けては通れません。本セッションでは、漫画家の双龍さんと、ペンタブ・液タブを開発するワコムの中の人として塩川浩章さんと西澤直也さんにご出演いただき、「漫画表現とデジタルツールの進化」をテーマにお話を伺っていきます。
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【室井大資×阪元裕吾】 映画と漫画の創作論
今年の最後を飾るのは、漫画家×異分野クリエイターによるクロストークです。ご出演いただくのは、漫画家の室井大資さんと、映画監督の阪元裕吾さんです。『バイオレンスアクション』と『ベイビーわるきゅーれ』という、奇しくも「殺し屋の女の子」が主人公の物語を紡ぐ二人のクリエイターによるストレートな創作論を、ぜひお楽しみください。
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【花宮麻衣×『皇女、反逆者に刻印する』プロデューサー、原画家】韓国WEBTOONの制作現場最前線
漫画業界のミライを考えるにあたって避けて通れないのが、WEBTOON。日本でもいくつかの企業がWEBTOONプラットフォームの立ち上げを予定していたり、WEBTOON制作スタジオが各所で立ち上がったりしており、いよいよ2022年は国産WEBTOON作品が多数登場することでしょう。
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【【Perico×若林稔弥】 がんばりすぎない漫画家のあり方
本セッションのテーマは、100万部のヒットや1000万部の大ヒットを目指すだけでなく、無理して上を目指さなくても生活に困らないレベルで描き続けられるような漫画家でありたいと思う人が増えてきているのではないか、という仮説が出発点にあります。 時代が平成から令和へ移行し、あらゆる価値観がアップデートされようとする中で、漫画家としての新たなあり方について探っていきました。
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【村田雄介×森川ジョージ】超創作論
『ワンパンマン』(集英社)の作画を担当する村田雄介さんと、『はじめの一歩』(講談社)作者の森川ジョージさんによるセッション。本セッションは超一流の漫画家であるお二人から作画やネームなど、創作に関わるあらゆるお話をしていただくことで、新人の漫画家さんたちに大きな刺激を与えられるような1時間半になりました。
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【円と球×たらちねジョン×山本(秋田書店)】漫画家の知らない表紙デザインの世界
表紙デザイン(装丁デザイン)を担当するデザイナーさんたちの頭の中はどうなっているのでしょうか。このセッションでは、漫画家さんもあまり触れる機会のないであろう表紙デザインの考え方について伺います。
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【小林琢磨×中村公彦】コロナとコミティア
本セッションでは、そんなコロナがコミティアに与えた影響について触れつつ、同人誌とデジタルの関係性や、未曾有の事態を通して改めて感じたコミティア、ひいては同人即売会というコミュニティの本質的な価値について話していきます。
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【八木戸マト×かめみずとら】Twitter漫画のヒットは作れるのか?〜アクセルナイン中間報告会〜
今年の8月にプログラム開始してから4ヶ月が経ち、開始時のTwitterフォロワーが600人ほどだった受講者のかめみずとらさんは、現在2万7000人以上まで成長した期待の漫画家さんです。 はたしてTwitter漫画で稼げる人は育てられるのか。そんな実験的プログラムの内容と経過について話していきます。
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【もつもつ×ヒロユキ】TikTok売れと漫画
日経トレンディさんが発表した「2021年ヒット商品ベスト30」において堂々の1位を獲得した「TikTok売れ」。漫画業界でも大きく注目を集めています。 そこで、漫画紹介TikTokerとして19万人以上のフォロワーを抱えるもつもつさんと、累計100万部超えのラブコメ漫画『カノジョも彼女』(講談社)作者のヒロユキさんに登壇いただきます。
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【魚豊×千代田修平】漫画家と編集者の幸せな関係
ヒット漫画をつくるお二人がどんな風に出会い、打ち合わせを行い、物語を生み出し、ヒットに繋がっているのか。漫画家と編集者のいい関係性とは何かについてお伺いしました。
SPONSOR
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株式会社サイバーコネクトツー
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LINE Digital Frontier株式会社
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株式会社カヤック
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マスケット合同会社